道路縁データの編集


「位置情報データベース」の国土地理院基盤地図情報(行政区画の境界線・道路縁・軌道の中心線・水涯線)の表示と編集 から 道路縁データの表示と編集 を用いて作成した道路縁データの編集を行います。

編集には、追加・延長・挿入・削除・反転・結合・間引きの機能があります。

次のデータは、この機能の説明に用いる、野井‐祝森,祝森‐龍光院,高田‐庚申堂間の3本のルート図の道路縁データです。

野井‐祝森,#0000ff,4&33.128353111,132.558788694&33.128529722,132.558512361&・・・&
祝森‐龍光院,#ff0000,4&33.1685,132.55099&33.16945,132.55139&33.17011,132.55178&・・・&
高田‐庚申堂,#00ff00,4&33.12954125,132.521268722&33.129766333,132.521463056&・・・&
各ルートの先頭は、ルート名,線の色,線のポイント数です。
さらに緯度・経度の値が、"&"を区切り記号として、続いています。
行の終わりにもは、"&"を付加します。
このデータは、「伊予の遍路道」津島から宇和島へ からコピーできます。


道路縁データの編集には、「位置情報データベース」の線データの追加・延長・挿入・削除・反転・結合・間引き を利用します。
ファイル名の取得で、をクリックし、パソコン内のルート図のファイルを指定します。


編集したいラインを選択します。



例題のホームページ

編集画面です。選択したラインが示されます。
各ラインの末端にあるマーカー 側が、データの先頭ポイントです。

編集の手順は、
(1)選択をクリックし、グーグルマップ上で編集したいポイントを順次クリックします。
(2)編集のいずれかの編集機能をクリックします。
(3)必要に応じ、(1)と(2)の手順を繰り返します。



各機能の解説 


追加
新しいラインを作成します。
クリックした地点を順次に結ぶラインが、データに付加されます。

延長
ラインを延長します。
ラインの先端から、クリックした地点を順次に結ぶラインが、データに付加されます。

挿入
ラインを挿入します。
クリックした地点と、ライン上の最近接ポイントの両サイドを結ぶラインが付加されます。

削除
クリックした2点間のラインを削除します。
先端部分からの削除です。この場合、先端部分は、その外側をクリックします。

ライン上を削除します。
この場合、削除地点が直線で結ばれます。


反転
ラインの向きを反転します。
選択したラインのデータの並び替えが行われます。
それに応じ、 側の位置が変わります。
複数のラインを反転させたいときは、選択ライン1本ごとに、反転の操作を行います。

結合 
複数のラインを、一本のラインにまとめます。

間引き
冗長データと桁数の処理を行います。
直線区間に含まれる冗長データの削除を行います。
国土地理院基盤地図情報の緯度・経度データーは、小数点以下9桁の値です。
これを、1m程度の精度を有する小数点以下5桁にします。
この操作で、データ量の削減を行います。

結果の表示
編集したデータの出力を行います。

HTML形式
編集結果を、ホームページで利用できる形式に変えます。


応用例
野井‐祝森,祝森‐龍光院,高田‐庚申堂間の3本のルート図を利用して、高田‐御蔵のルート図を作成します。


祝森‐龍光院のルート図 から、削除と延長の機能を用いて、祝森‐御蔵のルート図を作成します。

野井‐祝森のルート図に、削除を行います。           高田‐庚申堂のルート図に、延長を行います。

編集した3本のルート図の結合を行います。