解説 金環食と皆既食

このホームページでは、−2000年〜3000年の5000年間において、地球上で起きる金環食と皆既食の情報を得ることができます。
グーグルマップ上に、どの範囲で金環食や皆既食が起きるかを表示します。グーグルマップの拡大倍率を高めることによって、その範囲が詳細に分かります。
さらに、グーグルマップ上で観測地点を与えると、その地点での食の最大時の欠け具合の図、食の始めと終りや最大時の時刻が分かります。


使用方法

使用方法を、2012年5月21日(日本時)の金環食を例にとり、説明します。
最初に、与えられた年から20年間における金環食と皆既食のリストを作成します。


作成されたリストの年月日の中から、希望の年月日を選択します。


計算結果が、グーグルマップ上に表示されます。
黄色と青色の線で囲まれた地域では、金環食が観測できます。
中央の赤い線は、中心線です。


グーグルマップの拡大倍率を高めると、日本列島での状況が表示されます。


さらに拡大して東京の状況を見ると、日本科学未来館を中心線がかすめています。
そこで、ここでの食の局地情報を得ることにします。日本科学未来館にマウスを移動し、マウスを左クリックすると、確認ボタン付きのダイアログボックスが開き、緯度・経度が表示されます。
OKをクリックすると、緯度・経度の入力値が確定します。欠け具合は?何時頃に?のボタンをクリックすると、局地情報が得れます。
なお、黄色と青の線で囲まれた地域の外も選択できます。そこでは、部分食か日食は起きないかのどちらかです。


欠け具合と時刻に関する情報が表示されます。
金環食や皆既食の場合には、欠け始め・金環食や皆既食の始まり・食の最大・金環食や皆既食の終り・欠け終りの時刻が表示されます。
部分食の場合には、欠け始め・食の最大・欠け終りの時刻が表示されます。
日食が起きない場合には、欠け具合や時刻に関する情報はありません。


観測位置の情報
緯度: N35°37′10″
  (35.619402°)
経度: E139°46′36″
  (139.776564°)

2012年5月20日

金環食

食の最大時の食分:0.966
食の最大での欠け具合

時刻(ET)日本時高度方位天頂方向角
2012年5月20日2012年5月21日(月)
欠け始め21:18:576:18:5719.878.8311.9
金環食の始め22:31:517:31:5134.588.7313.3
食の最大22:34:247:34:243589332.7
金環食の終り22:36:567:36:5635.589.4133.1
欠け終り0:2:309:2:3052.8103.9130.2

食の最大時の食分:0.966


日食の推移


方位は、北から時計回りの角度です。
食分や天頂方向角に関する解説は、こちらで

2009年7月22日の皆既食

次の例は、、2009年7月22日の悪石島での皆既食です。
観測位置の情報
緯度: N29°27′24″
  (29.456639°)
経度: E129°35′60″
  (129.599876°)

2009年7月22日

皆既食

食の最大時の食分:1.037
食の最大での欠け具合

時刻(ET)日本時高度方位天頂方向角
2009年7月22日2009年7月22日(水)
欠け始め0:35:259:35:255093.1358.2
皆既食の始め1:53:1610:53:1666.7107.8356.9
食の最大1:56:2610:56:2667.3108.684.2
皆既食の終り1:59:3610:59:3668109.6172
欠け終り3:21:2212:21:2280.7170.3124.6

食の最大時の食分:1.037


日食の推移



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